健装の雨漏り補修工事
雨漏り箇所を特定したのち、補修工事を行います。簡単な工事であれば代表・由野がその場で対応。手間代のみで対応するのでリーズナブルな金額で対応可能です。雨漏りは、放置するとさまざまな被害を発生させるため、早めの修理を行うことがおすすめです。ここでは工事の流れについて解説していきます。
屋根工事・防水工事
初めに行うのは屋根工事・防水工事です。工事中に雨水が侵入すると各部に広がってしまうため、いちばん初めに行います。雨漏りの状態・箇所や原因、屋根に使われている屋根材の種類によって異なりますが、下記のような作業を行います。
①防水コーキング
塗布する塗料や施工方法によって耐用年数や工事費用に差が生じます。お客様のお住まいを確認した上で最適な施工方法を提案いたします。下記は健装でよく行う3種類の施工方法になります。
ウレタン防水施工
・耐用年数:10〜15年
防水工事で最も多く施工される工法です。液状のウレタン樹脂を刷毛で塗り、それが乾いて固まるとゴムのような弾力性のある床面となります。
通気緩衝AV工法
※抜群の通気緩衝効果を発揮する、サラセーヌAVシート
・耐用年数:15〜20年
下地内部に滞留する水分を脱気装置を通じて確実に外部に逃すことができます。また、地震に強くひび割れを起こしにくい工法です。
FRP防水施工
・耐用年数:15〜20年
内部に籠もった水蒸気を脱気筒から逃すことができます。また、地震に強くひび割れを起こしにくい工法です。
②屋根の修理
東京23区内でも築年数の古い一戸建では瓦屋根のお宅も多くあります。瓦が破損して雨漏りしている場合、高所での作業になります。場合によっては足場を組む必要もあります。
瓦の補修・交換
瓦が破損している場合は、瓦のひび割れを補修したり、新しい瓦に交換する補修を行います。健装では瓦1枚の補修・交換でも対応いたします。症状が大したことがない時にに直したほうが後々費用が安く済むため、小さな破損でも放置しません。
葺き直し・葺き替え
葺き直しと葺き替えは、屋根材を一度全て剥がして全体的な補修を行うときに使われる方法です。葺き直しは、もともと屋根に使われていた屋根材を再利用するやり方です。一方で、葺き替えは屋根材も全て新しいものに取り換えます。
屋根材が全体的に傷んでいる、同じ屋根材が廃盤になっている、古い工法で耐久性に問題があるなどの場合は、部分的な破損でも葺き替えを行う可能性があります。
カバールーフ工法
既存の屋根材が化粧ストレートの場合、野地板が腐っていなければ、カバールーフ後方が可能です。既存屋根材の撤去作業、廃材処理が不要なため、安価な工事が実現できます。
コーキング補修
接着や隙間を埋めるのにコーキングが使われている部分は、コーキング材を充填して補修します。
コーキング補修には、すでに充填されているコーキング材の上に追加して隙間を埋める「増し打ち」と、もともとあったコーキングを全て取り除いて一から充填し直す「打ち直し」の2通りの方法があります。
板金の交換
板金の浮きやゆるんだ釘の隙間から浸水が起こっているときは、板金を交換して補修します。「釘が緩んでいるなら打ち直せば直るんじゃないか」と思うかもしれませんが、釘穴から雨漏りすると、水が浸入した周囲の板金もサビや変形で劣化してしまっていることが多いです。
そのため、釘だけを打ち直しても雨漏りが改善しない可能性があります。このことから、釘穴からの雨漏りであっても、板金は全体交換したほうが安心できるでしょう。
外壁工事
屋根の工事が完了したら、続いて外壁の工事に取り掛かります。以下が主な外壁修理作業です。
①ひび割れ補修
外壁にできた太さ3mm以上の大きなひび割れは、放っておくと雨漏りにつながります。ひび割れ部分から雨水が壁の下地に貼ってある防水シートまで浸水することで雨漏りするようになるケースが多いのです。大きなひび割れはコーキング、パテなどで埋めて補修します。
②外壁塗装
外壁塗装は雨漏補修のための工事ではありません。外壁塗装では雨漏りは直りません。外壁の塗り替えは雨漏りを予防するために有効な手段です。外壁はお宅の状況により1軒1軒異なるものですので、状況を見て必要であれば「予防」の意味でご提案をさせていただいております。耐久性を維持するためにも定期的な外壁塗装をお勧めしています。
※足場代・コーキングの打ち替え作業含む
③外壁材のカバー工法
カバー工法は古い外壁材をそのまま残し、上から新しい外壁材で建物をカバーする施工方法です。撤去の人件費や廃材処理費がほとんど掛かりませんので、外壁の張り替えよりもリーズナブルになります。外壁が二重になることで断熱性や遮音声も高まります。
内装工事
①クロス交換
屋根や外壁などの「外の工事」が終了し、雨水の侵入を完全に塞いだら最後に壁クロスや天井のクロス、天井材などの内装工事を行います。クロスや天井材は水を吸うと変色したり剥がれたり、カビが生えるといったことがあります。必ずやらなければならない工事ではありませんが、気になる方には内装工事を同時にご提案しています。
※天井、壁の張り替え、石膏ボードの交換含む
②断熱材の交換
天井裏にグラスウールなどの断熱材が入っている場合、雨漏りによって断熱材に水が染み込んでも断熱材の機能の低下はありません。しかし放っておくと、カビや臭いの原因になりますので、交換をおすすめしています。
元々、天井裏に断熱材が入っていない場合は、天井の張り替えと同時に断熱材を設置することをおすすめしています。断熱材を入れることで夏や冬も快適に過ごすことができますし、室外と室内の温度差による結露の防止にも役立ちます。
※6畳一間、グラスウールを使用
③白アリ被害
白アリ発生の80%が雨漏りが原因と言われています。雨漏りしてからしばらく放置していた場合、白アリが発生している可能性があります。雨漏り補修工事の際に白アリ被害を発見した場合はお客様に報告・ご相談いたします。
白アリは被害が進むと直すのに数百万のリフォーム費用がかかってしまうことがあります。そうなるまえに、早めにご相談ください。